マーケティング2018.12.20
今回は「Webサイトを取り巻く外的要因の変化 6選」Vol.2の「Googleコアアルゴリズム」についてです。
「Webサイトを取り巻く外的要因の変化 6選シリーズ」Vol.1の記事は下記になります。
あわせてご覧下さい。
*「SSL未対応のWebサイトはChromeで全httpページに警告表示!」
検索結果を決めると言われる「コアアルゴリズム」は、SEO対策をする上でも重要視される要素と言われています。
なぜ重要視されているのでしょうか。基本的な内容から少しずつ紐解いてみましょう。
「Googleコアアルゴリズム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
2018年8月、このGoogleコアアルゴリズムのアップデートが行われ、Googleでの検索結果が大きく変化したことが大きな話題となりました。
私たちが日常的に何となく使っているGoogle検索ですが、その検索結果は「アルゴリズム」を基に決められており、そのアルゴリズムは実は日々常に変化しています。
このアルゴリズムの変化は、今回のようにWebサイトの検索表示結果を大きく変える要因となるため、Webサイトの運営に関わる全ての人たちにとって、このGoogleコアアルゴリズムのアップデートは大きな関心事の一つになっています。
初めの段階から実際に店舗に足を運んで、商品やサービスに直接触れた上で購入などを検討する顧客は今や大幅に減少し、一方、ネット上で大体の検討を終えてしまう顧客が急激に増加しています。
そういった顧客の購買プロセスの変化は、Webサイトでの集客の重要性をこれまで以上に高めているのです。
そのような理由から、Webサイトの検索結果を左右する「アルゴリズム」の理解は、SEO対策をする上でも必須と言われています。
そこで本記事では、Googleコアアルゴリズムについて、次の3つの項目についてご説明します。
1.「Googleコアアルゴリズム」の意味
2.最新のGoogleコアアルゴリズムアップデート
3.Googleコアアルゴリズムを考える上で大切なこと
まずは、そもそも「Googleコアアルゴリズム」とは何なのか、そしてどのようなポイントがあるのかといった概要についてお話ししてみようと思います。
Googleコアアルゴリズムとは、簡単に言うとGoogle検索を行った際の検索順位を決めるための仕組みのことです。つまり、このコアアルゴリズムを基に、検索結果としてのWebサイトの表示順位が決められているということになります。
そもそも、このコアアルゴリズムが存在する根本的な理由は、Googleが一貫して掲げ続けている重要な方針を実現するためとされています。その重要な方針とは『ユーザーファースト』です。
GoogleはWebサイトを評価する際、「ユーザーが求めている情報と、より関連性の高い情報をユーザーに提供するコンテンツが存在するのか」、「質の良い外部サイトからの被リンクをどれだけ多く得ているのか」、また「適切な内部リンクによってユーザーが情報を得やすい仕組み作りをしているのか」など、徹底してユーザーの満足度やユーザーにとっての使いやすさを基準に判断しています。
つまり、Googleコアアルゴリズムで評価されるWebサイトというのは、ユーザーが求める情報に、より関連性が高いコンテンツを多く掲載し、ユーザーの満足度を高めてくれるようなWebサイトだということになるのです。
コアアルゴリズムが検索結果を決める大きな役割を果たしているということが分かると、次に気になることは、「それでは具体的にはどのようなアルゴリズムが存在しているのか」ということではないでしょうか。
しかし実は、このアルゴリズムの内容は非公開となっており、正確な内容を知ることは出来ません。そしてそのアルゴリズムの数は200以上とも言われており、100%正確な情報を入手することは難しいと言われています。
それでも、独自に調査を行ったり、様々な方面から情報収集や分析を行うことで、そのアルゴリズムを読み解こうとする人は多く存在している為、それらの情報からある程度の内容を把握することは出来ます。
そして、それらの情報に共通して言える重要なポイントは、先述したように結局は『ユーザーの検索意図との関連性が高いコンテンツが作れているかどうか』ということなのです。
つまり、ユーザーが満足するコンテンツをより多く作り、Webサイトの質を向上させることこそが、Googleから高く評価されるための方法と言えます。
さてこれまでの話から、ユーザーファーストのWebサイト作りを行うことでGoogleに評価され、結果として高い順位でWebサイトが表示されることにつながるということが分かったと思います。
それでは実際に、ユーザーファーストのWebサイト作りを実現出来ているかどうかで、Webサイトに訪れるユーザーの閲覧行動にはどのような差が生まれるのでしょうか。
そのことを考える上で、まず知って頂きたいのは「ユーザーエンゲージメント」という言葉です。
「ユーザーエンゲージメント」とは、ユーザー(顧客)がサービス提供者側に対してどのくらいの愛着を持っているかを示す度合いのことで、ユーザーエンゲージメントが高ければ高いほど、サービスや商品、あるいは企業そのものに対してユーザーからの興味・関心度合いが高いとされます。
一般的に、ユーザーの知りたい情報と関連性が高いコンテンツ作りを行うことで、「ユーザーエンゲージメント」は高まると言われており、それこそがサービス提供者側にとっての大きなメリットとなるのです。
メリットとはつまり、多くのユーザーをWebサイトに誘導するだけではなく、ユーザーにWebサイト上のコンテンツをより多く、長い時間をかけて見てもらえるということです。
具体的には、以下のように考えることが出来ます。
【ユーザーが知りたい情報と関連性の高いコンテンツを多く持つWebサイトの場合】
【ユーザーが知りたい情報と関連性の高いコンテンツが不足しているWebサイトの場合】
上記のことから、実際にユーザーファーストのコンテンツ作りが出来ているどうかで、サービス提供者側がユーザーとの接点を多く作り出せるかどうかが決まると言えるのです。
はじめにお話しした通り、Googleのコアアルゴリズムは、今日に至るまで数多くのアップデートを繰り返してきました。
それは、インターネットを取り巻く環境が急激に変化していくのに伴って、時代に合ったアルゴリズムの在り方をGoogleが常に突き詰めている結果です。
その数々のアップデートの歴史は、一つ一つ挙げるときりがない程莫大な数ですが、全てにおいて共通しているアップデートの目的は、これまで何度も話している通り「ユーザーファースト」を実現することだと言えます。
そして、明確に日時が決まっているわけではありませんが、今年2018年もまた、大きなアップデートが行われたことによって検索順位に大変動が起きています。
そこで、ここでは2018年3月のアップデートと8月のアップデートについて要点だけお話しします。
【2018年3月のアップデート】
【2018年8月のアップデート】
以上のようなアップデートの結果から、今後Webサイトを作っていく、もしくは作り変えていくにあたって、Googleコアアルゴリズムに評価されるために出来る対策として考えられるのは次の5つです。
ここまで、Googleコアアルゴリズムについてお話しさせて頂きましたがいかがでしたか?
本記事では要点だけをご紹介させて頂きましたが、深く掘り下げれば掘り下げるほど、まだまだ多くの情報や歴史が存在するのが「Googleコアアルゴリズム」です。
しかし、今回一つだけ知って頂きたいのは、Googleコアアルゴリズムを考える上で最も重要なことは、今後どのようなアップデートが行われようと、「ユーザーファースト」の質の良いコンテンツ作りが何より大切だということです。
コアアルゴリズムのアップデートが行われる度に、毎回個別にその対応に追われるのではなく、今後も常にユーザーが求める情報と関連性の高いページ、コンテンツ作りを意識しながら、Webサイトを作り上げ続けることが求められています。
最後に、本記事の要点をまとめてみます。
1.「Googleコアアルゴリズム」の意味
「Googleコアアルゴリズム」とは、Google検索を行った際の検索順位を決める仕組み。
Googleコアアルゴリズムが重視しているのは、『ユーザーの検索意図との関連性が高いコンテンツ作り』をしているかどうか。
2.最新のGoogleコアアルゴリズムアップデート
「検索クエリとの関連性」に重点を置いたコンテンツが評価される
3.Googleコアアルゴリズムを考える上で大切なこと
「ユーザーファースト」の質の良いコンテンツ作りが何より大切
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