Google chrome 2017年10月から SSL化に伴う影響

マーケティング2017.07.04

常時SSL化は必須なの!?
Google Chromeで「HTTP」のWebサイトは警告が表示される?

以下の内容は、弊社開催セミナーでも詳しくご紹介させていただきます。
次回セミナー(7月12日 水)の詳細情報はこちら

 

皆様のホームページ(Webサイト)は暗号化通信(SSL)を利用されてますか?

以下、Google Chrome の情報です。
今後(10月から)、安全(HTTPS)ではないHTTP接続によってWEBを閲覧するような場合には、Google Chromeのアドレスバーの隣に「Not Secure」と表示されるようです。恐らく日本語版では「危険」とか「安全ではない」と表示されます。
■ 見通し時期(参考情報として)
米国時間10月24日に安定版のリリースを予定している「Google Chrome 62」

■Google  Chromeリリース遍歴
2014年8月 SSL化されたWebサイトをSEOの評価として優遇することを公式発表。
2015年12月 HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになる。
2016年9月 ブラウザ「Chrome」でHTTP接続を「安全でない」として警告表示。

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まずは、Net Applicationsから発表された2017年4月のデスクトップブラウザのシェア率をみてみましょう。
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今や、圧倒的にGoogle Chromeがシェアを誇っています。
そのGoogle Chromeが、安全(HTTPS)ではないHTTP接続によってWEBを閲覧するような場合には、Google Chromeのアドレスバーの隣に「Not Secure」と表示するというのです。

では、それが実行されるとどうなるのか?

現状では、申込フォームなどのページを表示すると、アドレスバーの所に「保護されていません」というメッセージが表示されています。

しかしながら、「保護されていません」という警告が表示されても、「ポップアップが出てキャンセルボタンを押さないと先に進めない」といったことは無く、フォームの送信そのものには何ら影響はありません。

このことから、10月以降も警告が表示されてもユーザーの操作には影響しないものと思われます。あくまでも想定ですが。。。

だたし、「保護されていません」という文言は、多くのユーザーにとって不安を抱かせてしまうのは事実!

後述のFirefoxのように入力フィールド直下に警告が表示されるようになったとしたならば、継続して入力することに、二の足を踏むユーザーも少なくない。。という点が不安要因となります。

■Firefox
現時点で10月、あるいはその前後に Chrome同様のセキュリティ強化策を実装すると発表しているブラウザはありません。
Firefoxは、現状の Chrome同様の仕様があり、「パスワードまたはクレジットカード番号を入力するフィールド」の存在する非SSL下のページにアクセスすると、URL欄の横に南京錠に打ち消し線が被されたアイコンが表示されます。

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では、対策をする場合のデメリットとは?

(1)費用が掛かる
サーバにSSL証明書を発行したり設置する手間があり、また月額費用が上がるようになります。その為、中小企業様や個人でWebサイトを運営している方には、これまでまだ導入は早いと考えられて未導入ユーザーが多かったのが実情です。

(2)WebサイトのURLが変わる
WebサイトのURLが 「http」 から 「https」 へ変化する為、リダイレクトの設定や、 企業であれば名刺に記載しているWebサイト名の変更を行う手間がかかります。
また、通常URLが変更されると別のアカウントと認識されるためソーシャルメディアのFacebookやTwitterの 「いいね」 数などがリセットされてしまいます。
また、Google Search Console においてもSSL化を行うと違うサイトとして認識するため新しく設定する必要があるそうです。

SEO対策から考えた場合(仮説)
2014年にGoogleは、ユーザが安全にWebサイトを閲覧できるようにWebサイト全体にSSLを実装した常時SSL化を行っているサイトを検索順位で優遇するようなロジックを実装しています。
優遇するとは言っても、現時点での検索結果においての大きな要因とはなってはいません。しかし、Googleのポリシーとしてユーザーを第一に考えているので、今後重要な要因になる事になります。

通信速度が早くなる(仮説)
HTTP/2対応のブラウザであるIE、Safari、FireFox、Chromeなどのブラウザの最新バージョンは対応しています。
その為、SSL化されていないHTTPのサイトよりも、早いという検証結果が出ているそうです。

Googleが評価する重要な3つの判断基準
「リンク」:
リンク数。内部・外部を含むあらゆるリンクがそのコンテンツに集まっているか。

「コンテンツ」:
単語数。検索キーワードがどのくらい含まれているか。

「RankBrain」:
関連性。検索キーワードに関連した言葉がどのくらい含まれているか。

※コンテンツの中身の重要性に比べれば、HTTPS(暗号化通信)がSEO(検索順位)に及ぼす影響は大きくないということになります。(あくまでの一つの解釈)

下層ページのSEO評価向上のメリット
・下層ページの表示順位が上がり、Webサイトへの入り口が増える
・ロングテールキーワード(スモールキーワード)でのアクセスが増える
・ページと親和性の高いニッチなユーザーが増える
・下層ページの評価アップにともない、Webサイト全体の評価も上がる
※常時SSLは、メインのページではなく2階層、3階層、4階層のSEO対策に
手を掛けられないページに対して効果を発揮する・・・という考え方。
最後に・・・
“ユーザーが安心して使えるWebサイト”をつくることは、運営者として当然かつ重要なミッションです。
それができているかを、『検索エンジンやブラウザ側が判断して、ユーザーに伝える時代』が到来していることを意味します。

「Webサイト運用の重要性と閲覧ユーザからの見る目」
皆さんはどう捉えますか?

 

《Webサイトに関するお問い合わせ》
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今回のSSL対応についても、お気軽にご相談ください。


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スパークジャパンの取組みとして、このようなITに関する情報を発信するとともに、無料でご参加いただけるセミナーを開催しております。

次回(7月12日(水))は、今回のHTTPS化の重要性についてもお話させていただきます。是非ご参加ください。
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